plus
67photo
hert
head
タモツの日記
ex
point
hert
297
comment
6
return
7
fly
N
book
#297 ほぼ日手帳と個人サイト

十勝の田舎町で暮らしている。僕はとある企業の広報担当だ。とはいえ、プロとは言えない。任されている主な仕事も、サイトの「おしらせ」の更新だ。それゆえに、自身のスキルアップも仕事の内と思っている。文章の作成と、写真の撮影。私的な日々のそれぞれは、そのために行っているわけではないが、スキルアップに繋がってほしいと思う気持ちは、すくなからずある。けれども、広報担当の仕事は多岐に及ぶ。文章と写真を作れるだけでは足りない。サイトのひとつでも、作れるスキルはあった方がいい。

最近になって、僕は写真サイトのリニューアルを行った。デザインは、かっこよければ何でもよかった。これは仕事ではない。それゆえに、不真面目なことを真面目にやりたかった。某SNSのパクリ。もとい、オマージュ。おかげで、撮影が楽しくなった。ただ、気づいたこともある。僕のサイト作成スキルは古くなっていた。時代は進む。僕のスキルの中には、時代遅れなものもあった。それを知れただけでも収穫だったと思う。

このnoteアカウントにある記事の移設も行った。理由は薄い。おそらく、勢いだと思う。それくらいに、自分のサイトを気に入っていた。とはいえ、メリットはあったと思う。数字を気にする自分から、すこし距離を置けた。とはいえ、数字を求めている自分の姿も確認できた。写真のように手放しで喜べなかったからだ。誰かの目にはとまってほしい。その思いが僕の中にもあった。

だからか、noteの運営も続けると思う。自分のサイトでは、誰かの目にとまる可能性はゼロに等しいからだ。noteも場末のアカウントだが、すくなからずマシだろう。とはいえ、noteを続ける理由は、それだけでない。エディターとして優秀、というか、慣れているから、使い続けたい節もある。他のアプリもいろいろと試してみたが、慣れに勝るものはなかった。

ほぼ日のアプリも試してみた。タイミングのいいリリース。間髪入れずにインストールした。けれども、テキストエディターではない。当たり前だが、思っていたものとは違った。とはいえ、せっかくだから、手帳として使ってみた。「冷製パスタが美味しかった」。だが、それ以上は続かなかった。三日坊主にすらなれなかったというわけだ。なぜだろう。やはり、僕は誰かにそれを見てもらいたいのだろうか。システムを探したみたが、共有や公開の設定は見当たらなかった。

アプリのダウンロード数は伸びていた。でも、ブランドからしてみれば、もうすこし増えててもいいと思った。星も少ない。しかし、コメントは多かった。大多数が不具合の報告や、改善のお願いだが、どれも熱が感じられる。ファンがいた。やはり、そこもほぼ日だった。

考えてもみれば、凄い。紙の手帳がベストセラーになるなんて。ほぼ日手帳だけではない。人気のカテゴリなんだろう。一体、どれだけの人が、どれだけの量の、誰にも見せない秘密の文章を作っているのだろうか。僕は僕のことを変わっていると思っていた。自分用のサイトを作ったからだ。おそらく、誰も見ていないだろう。そこに意味はあるのだろうかと、そうも思っていた。

けれども、それも普通なことなのかもしれない。誰にも見せることのない紙の手帳が、インターネットの僻地に置き換わっただけだ。誰かに見せようと思えば見せられる。鍵をかけることも可能だ。そう考えれば、自分用のサイトを作ることは、変でも不思議でもないと思う。

それにしても気になる。誰かが綴った内緒のテキスト。きっと、それは僕だけではないと思う。けれども、それを目にすることはないだろう。だからこそ、気になるのだろうか。悲しいかな、読まれる努力から一番遠いところにあるものが、一番に求められている気がする。今年は無印の手帳を使っているけど、来年はほぼ日の手帳を使ってみたくなった。

home
move
fly
zoom
plus
foot