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タモツの日記
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#256 大切な時間とは?

十勝の田舎町で暮らしている。僕はとある企業の広報担当だ。とはいえ、専任ではないので、他業務も掛け持ちだ。他部署への応援にも行く。けれども、最近は他部署の人たちが僕の仕事を手伝ってくれている。あいかわらず、広報活動はワンオペだが、もうひとつの担当仕事では、責任者の立場も板についてきたというわけだ。

スケジュール表のカレンダーも、そこそこ予定で埋まっている。なんだか嬉しい。必要とされてる気がするからだ。僕の気持ちも引き締まる。とはいえ、不安もある。体調不良だ。そうなったら、決まった予定も崩れるだろう。故に、体調管理も大切な業務に入ってくるが、ある程度、予定が崩れても大丈夫なように準備しておくことがベター。と思いつつも、綱渡りのような日々が続いているのが現状だ。

そのときは急に来た。39℃の高熱。仕事は休んだ。病院で検査してもらうと、インフルエンザ陽性。数日間のお休みも決まった。その期間、運よく仕事の予定も入ってはいない。何の問題もなく、体を休められるというわけだ。

思いのほか、熱が下がるまで時間が掛かった。いろいろと、家の中で遊ぼうと画策していたが、すべてパー。熱が上がっていると頭が使えない。結局、休みの大半は、ベッドの上で安静にしていた。身も心もだ。つまるところ、暇を持て余していたと思う。

僕は誤解してたのかもしれない。時間に価値はなかった。時は金なり。その言葉の意味を深く知りえた気がする。お金もそれ自体に価値はない。交換できる物の価値が投影されているだけだ。時間もそう。体験や経験、生産などに使えるから価値があると思えるだけで、それらに交換しなければ、無価値なままの時間が過ぎていくというわけだ。

急遽、舞い降りてきたインフルエンザによる隔離期間という名のお休み。前半は時間を無駄にしたが、後半は、家の中だけで過ごしたが、割と充実していたと思う。目標としている写真の個展への道も、すくなからず進んだ。AIと壁打ちしながらサイトは完成した。次にやるべきことは写真を撮ることである。その方向性や決まり事も、ずいぶん決められた。休み明けの撮影が楽しみになったのである。

おかげで、プライベートが楽しくなってきた。日々の暮らしの楽しみも、仕事から離れたところに置けたので、ちょっと安心した。そのためか、プライベートな時間の少なさに、すこしのやるせなさも感じている。すこし前は、仕事が楽しくてプライベートな時間の確保も疎かにしていたのに。僕はなんて自分勝手なのだろう。けれども、今の方が時間の使い方に心地よさを感じている。きっと、時間は「足りない」と思っているくらいが丁度いいのであろう。

だが、不安もある。いつの日か、時間の足りなさを理由に、仕事が嫌いになるのではなかろうか。それでも、生活のために辞めることは出来ない。そうなれば、そこにストレスを感じる日も来るだろう。そのとき、僕はどのような判断をするのだろうか。それが不安なのである。

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