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#208 オーバーランには気をつけろ

十勝は広い。だが人口は少ない。故にいろいろと密度は希薄だ。車での移動距離も長くなる。しかも直線が多い。MTの軽トラに乗っていても、左足は暇なのである。

飛び込んでくる景色はいい。さすが十勝だ。どこまでも畑が続く。防風林がいいアクセント。背景は日高山脈に大雪山系。なにより空が広い。車を走らせても変わらない景色がそこにある。

故に道を間違えやすい。気を抜くと曲がりたい交差点を素通りしてしまう。オーバーランだ。次の交差点でリカバリーしようと思っても、それは数十キロ先だ。取り返しのつかないことになってしまう。気の抜けた運転になりがちだが、ある程度の緊張感は必要なのである。

最近の僕は、それを毎日繰り返している。費やしている時間も長い。過去に様々な形態の往復を経験してきたが、距離も時間もベスト3に入る。

今に思えば、無理をしていた往復もあった。バス+電車+バス。自転車+電車+電車、なんてものもあった。自転車だけでも30分以上は走っていたと思う。帰りの最後に自転車があるのも辛い。しかも高低差があった。部分的には10%くらいの坂道だったと思う。それが3つ。故に往路であっても復路であっても、必ず上り坂があったというわけだ。

雨が降れば自転車には乗れない。故に天気予報からは目が離せなかった。バスに乗るには少し早く家を出る必要があるからだ。僕のパーソナルスペースは広い。故に、バスには乗りたくなかったから必死だった。これがめんどい。微妙に疲れていたと思う。

それと比べればクルマでの往復は楽だった。乗り遅れの心配はないし、天候に左右されないからだ。その意味では徒歩も同じであろう。30分も掛けて毎日歩いたこともあるが、そのときはあえて自転車をキャンセルしていた。常に天気を気にすることが嫌だったからだ。おかげで、そのときは幸せだったと思う。

つまり、毎日の往復の辛さに、掛かる時間の影響は少ない。暇でもない。頭の中は忙しい。独りで考えられる時間は貴重だ。いろいろと捗る。このnoteも9割はドライブ中にまとめたものとなっている。

そう、僕は毎日の往復が好きだ。暇つぶしの類も必要ない。音声コンテンツの聴取も考えたが、控えることにした。考えることが何かの手段ではないからだ。情報収集は考えることが楽しくなるだけでいい。わざわざ隙間と捉えて、情報収集の時間を詰めこむこともないのである。

とはいえ、仕事の考える時間としても使っている。捗るので、キャンセルさせては憚れるというわけだ。おかげで企画書も通った。時間外で仕事をすることに抵抗はあるが、楽しいから仕方ない。ライフワークバランスは、その境界線がぼやけるくらいが丁度いいのである。

結局、毎日の往復で気をつけることと言えば、安全運転とオーバーランだ。それも時間に余裕を持たせておけばどうにでもなる。朝は早く起きなければならないが、それも解決済みだ。

庭をいじったり、ガレージを片付けたり、写真を撮ったりする時間もあるくらいに早起きすることにした。すでに習慣化も出来ている。仮にオーバーランしても、焦ることなく復帰できるというわけだ。

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