





新タマネギを食べたい。
その想いからポテトサラダを作りました。調理工程が多いので、日々の暮らしの中で頻繁に作ることはありません。我が家では少し余裕のあるときに作る料理となっています。
ポテトサラダは家庭料理です。同じ食材、同じレシピで作っても、不思議なことに各家庭で味は変わります。その様な味の変化もポテトサラダの魅力のひとつではないでしょうか。
よく知っているからこそ、その変化にも気づきやすい。そんな気づきを求めて、ついつい外で食事をするときは頼んでしまいます。そして、様々なポテトサラダを探求したあと、辿り着く味もまた家庭の味。その様なポテトサラダの味を大切にしたいものです。
作る時間も楽しみたいので、過度な時短調理は行いません。作業ではなく娯楽。もちろん、楽しむ余裕のないときは、効率を求めて調理も手短に済ませますが、その度合いも臨機応変に変えています。
例えば、じゃがいも。お店で選ぶポイントは剥きやすい形のもの。ポテトサラダには男爵系のじゃがいもが合いますが、形の良いメークイン系を選ぶこともあるのです。
火の通し方もそう。じゃがいもの美味しさを引き出すには、皮付きのまま蒸し上げる方法がベストです。けれども、時と場合によっては皮を剥いて、適当な大きさにカットし、塩茹でする方法も選択しています。
工程の多い料理は段取りを考えるのも楽しいです。ポテトサラダの場合は、まずはじゃがいもの下処理、からの蒸し上げ。その次に取り掛かるのは、新タマネギの薄切り、からの浸水。次は胡瓜の塩もみ。余裕があればハムも切っておきます。
じゃがいもが蒸しあがったらボールに上げて8割ぐらい潰します。空いた鍋を洗って茹でたまごの調理を開始。茹であがったら殻を剥いてじゃがいもの上に。下処理を終えた新タマネギ、胡瓜、ハムも追加。この手順ですと、いい具合にじゃがいもの粗熱がとれるというわけです。
塩と胡椒、ハチミツは少々。じゃがいもを練らないように混ぜ合わせて、最後にマヨネーズを加えて和えたら完成です。
おいしいポテトサラダ。新タマネギがメイン食材なので、春を感じさせてくれる一品となりました。スタンダードなレシピですが、やはり家庭の味を感じさせてくれます。それはきっと、食材の切り方、下処理方法、段取り等々が影響して作られるからです。
ポテトサラダは調理工程が多い料理です。そのため、家庭の味になりやすい。ポテトサラダは料理人の名刺の代わりになるのではないでしょうか。自宅に招いて料理を振る舞うにはぴったりの料理だと思います。