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しいたけ ブログ
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代替ではない「椎茸の南蛮漬け」

原木栽培の椎茸は旨味と風味が特徴的ですが、歯応えの良さもそのひとつ。椎茸の菌種によっても変わってくるのですが、当農園で栽培している菌種でも、その歯応えは楽しめます。その食感は他の野菜食材では味わえないもの。根菜のそれとは違い、葉物のシャキシャキ感とも違う。しいて似ているものと言えば肉類。そのためでしょうか、ヴィーガン料理等では代替食材としても原木栽培の椎茸は需要があると聞いたことがあります。

でも、本音を言えば代替ではなく、肉類と比べられてもいい勝負ができる食材だと思っています。たとえば「南蛮漬け」。鯵や鶏で作ることがポピュラーな料理ですが、原木栽培の椎茸で作る南蛮漬けも中々のもの。食感はもちろんのこと、味や風味でも負けていません。今回は、そんな「椎茸の南蛮漬け」の調理方法をご紹介します。

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歯応えのよい原木椎茸

まずは南蛮酢を作ります。醤油と砂糖とお酢に日本酒を少々。素揚げした長葱も入れておきます。一口大にカットした椎茸に日本酒を少々まぶして、衣は片栗粉。180℃の油で唐揚げにします。揚がった椎茸を熱々のまま南蛮酢へ。しばらく浸け置きすれば出来上がりです。

さっぱりし過ぎず、しっかりとした食べ応えは、原木栽培の椎茸のおかげ。ごはんのお供にも、酒の肴にもぴったり。肉や魚では表現できない美味しさがそこにはあります。もちろん体にやさしい。菌床栽培の椎茸でも作ることはできますが、原木栽培のものとの差が顕著に現れる料理だと思います。

代替ではない「椎茸の南蛮漬け」、おすすめです。

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