サホロ椎茸

サホロ椎茸の特徴
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サホロ椎茸のキノコは原木から生まれます。

ミズナラの原木に菌を植え付けて、
あとは菌が活動しやすいように環境を整えてあげます。

環境を整えると言っても空調機械を使った過度な管理はしません。
農薬類を使うこともありません。
菌の活動を見守りながら最低限の管理を心がけます。

そうして生まれた椎茸は、見た目も美しく、おいしいキノコに育ちます。
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原木から生まれる椎茸は『原木しいたけ』と呼ばれています。

一般的には風味が強く旨味も深いと言われています。
生産には手間と時間もかかります。
そのため、生産農家も減りました。

市場に出回る椎茸のうち、『原木しいたけ』の占める割合は10%程度です。

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原木しいたけの生産は秋からはじまります。
山でミズナラ林の間伐を行うことからはじまります。

春になったら間伐材のミズナラ原木を90cmの長さに切りそろえます。
そこに30~40個ほどの穴をあけて椎茸菌を植えていきます。
菌を植え付けられた原木は『榾木(ほだぎ)』と呼ばれるようになります。

榾木は森に安置しておきます。
椎茸を発生できる榾木へと成長する『榾化』を待ちます。

雨が少なかったら水を掛け、
風通しをよくするために笹を刈り、
菌の活動を促すために動かしてあげる。
森で椎茸菌の環境管理に努めます。
翌年の秋まで続けます。

榾化した榾木を浸水させます。
すると、冷水と窒息の刺激で椎茸が発生します。
これを収穫と休息を挟みながら数十回繰返します。

発生を繰返した榾木は、すかすかのぼろぼろになります。
最後は薪となって榾木の一生は終わります。

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椎茸の自生地は東南アジアの高地帯と言われています。

そのため、日本の平地環境は栽培に適した環境と思われます。
ただ、寒い環境の北海道では榾化もハウス内で行うことが主流です。

一方で、サホロ椎茸は北海道の十勝にありますが、榾化は屋外の森で行います。
そのため、榾化に1年半もの時間が掛かってしまうのですが、それが美味しさに繋がります。
温暖な環境では榾化もキノコの自然発生も速く進んでしまいます。

『時間を掛けるのではなく、掛かってしまう。』
それが十勝にあるサホロ椎茸のおいしさの秘密です。

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椎茸は栄養豊富な食材です。

骨の発育促進や、血液のサラサラ効果、免疫力の増加など、
体に良いとされる様々な効果があると言われています。

低脂肪で食物繊維も豊富、それでいて食感もよく、
満足感も得られることからダイエット食としても最適です。

昔から精進料理に多く使われてきました。
ベジタリアンやヴィーガンの方々からも重宝されています。

旨味成分である『グルタミン酸』が豊富で、
だしの欠かせない和食文化を支える食材のひとつです。

椎茸を乾燥になると『グアニル酸』という旨味成分が生成されます。
これはほぼ乾燥椎茸でしか味わうことのできない旨味成分です。

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サホロ椎茸は『森の循環』を進めます。

椎茸の材料となる原木を調達するために森の間伐を行います。
間伐された森は地表まで日光が届き、多くの動植物が生息する森となります。
残された木はさらに成長し、根が張り巡らされた大地は強固になります。
こうして自然災害に強い山へと変わっていきます。

間伐で残されたミズナラの切株からは、しばらくすると新しい芽が出てきます。
20年くらい経つと椎茸栽培に適した木に成長します。
こうして無理なく『森の循環』が進みます。

林業の衰退で日本の里山問題は深刻な状況と聞きます。
多くの方がこの問題に関われる『窓口のような存在』でありたいと、
サホロ椎茸はそう願っています。