2月になりました。今日も雪が降って、まだまだ寒い日が続きていますが、 日中は太陽が以前よりも高く昇ってくれるおかげで、ハウスの中は薪ストーブの効果以上に暖かいです。
陽が落ちる時間も遅くなり、仕事終わりに立ち寄る町のスーパーは明るいうちに。 またひとつ季節が進んで嬉しく思う一方で、暗い時に見た、スーパーの屋根から伸びるつららのライトアップはきれいだったなと思ったりもしました。
すこし上を向くことで見られる景色が好きです。 夜に映える照らされたスーパーのつららもそう。 水平視線とは違った世界がそこには広がっています。 思えば昔から空を見上げることは好きでした。
以前に航空祭へ出かけた際も、ベストショットは航空機のそれではなく、その上の空を飛んでいた旅客機の飛行機雲でした。 それはこの町に住みはじめてからも変わらず、青空と雲のコンビネーションを見せつけられれば、撮りたい欲求も生まれます。 幻日などの珍しい現象が現れれば尚更。ひとり空を見上げながら興奮していたことを覚えています。
榾場の景色もそう。 組んだ榾木のある森の景色は好きで、撮ることはもちろんのこと、眺めてるだけでも好きなのですが、ふと見上げた時に映る森の天井も好き。 特に葉の落ちた冬の景色は。空を隠すように針のような枝が無数に入り込んでる景色は、ついつい撮ってしまう景色のひとつです。
下ばかり見ていないで前を向いて歩こうと、そんな意味合いの標語はよく聞くもので。 他方、すぐ足元にある小さくささやかな幸せも忘れずにと、そんな意味合いの言葉もよく聞きます。 けれども、上を向いたときに入ってくる事柄もなかなかのもの。 前や下に目配りすることも大切ですが、立ち止まって上を見上げることも、ときには必要なのかなと。
そんなことを思う今日この頃です。