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しいたけ ブログ
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家で焼く『椎茸フォカッチャ』

30代の前半頃、パン作りに熱を上げていた時期がありました。平日の午後8時からはじまるパン作り。完成は日付が変わったあと。200gの小麦粉から作る小さなバケットは、味見で完食してしまう量。毎日、深夜に焼きたてパンを食べるという、健康に悪そうな食生活でしたが、半年くらい続いていました。

そんな習慣も終わるときはピタッと。パン作りに限界を感じてしまい、辞めてしまいました。環境は自宅のリビング。窯は電気式のオーブンレンジ。最適な発酵環境を作るには難しく、それ以上を目指すには資金も必要。焼き窯も、せめてガスオーブンが欲しかったのだけれども、資金はもとより場所がなく。なにより、そんなハードルの高さを超えるほどの情熱は持ち合わせていませんでした。そのため、きれいさっぱりと辞めてしまったというわけです。

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通常のフォカッチャ

ただ、そこで得た知識と経験は無駄にならず、ことあるごとにパンを焼いて食べてます。バゲットはパン作りの基本を教えてくれました。ピザを焼くときも、生地はバゲットと同様のものにしています。応用して、丸パンや揚げパンも作りました。北海道へ移ってからはフォカッチャを焼いて食べることが多いです。そして、ローズマリーの代わりに椎茸を使ってフォカッチャを焼いてみました。

バゲットの材料は、強力粉100%、水70%、塩2%、ドライイースト1%。一方、フォカッチャは砂糖を入れて、ミキシング工程でしっかりとグルテンを出していくみたいなので水の量も減らしました。つまりは、強力粉100%、水60%、塩2%、砂糖2%、ドライイースト1%。一次発酵は25℃くらいで2時間とパンチ1回。成形して二次発酵は30分くらい。指でくぼみをつけてオリーブオイルを垂らし、そこへ薄切りにした生椎茸を乗せていきます。230℃のオーブンで、スチームしてから20分くらい焼けば出来上がりです。

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以前に焼いたバゲット

フォカッチャにしては膨らみ過ぎましたが、中までふっくらと仕上がりまし。椎茸の香ばしさも良かったです。この日の夜ごはんはシチューにしました。ちぎったフォカッチャをつけて食べるのも美味しかったです。子供達にも人気で、よくねだられるので定期的に焼いています。

家で焼く『椎茸フォカッチャ』、おすすめです。

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